私が住んでいる地域では緊急事態宣言が解除され、この土日は徐々に人通りが戻ってきた印象です。
緊急事態宣言の発令以降、姫路市役所でも在宅勤務や時差出勤など“3密”を避ける勤務形態が導入され、私も一週間に1回程度の在宅勤務を経験しました。
緊急事態による特例的な導入となりましたが、経験してみて、「在宅勤務のほうが適した作業もある」と思いました。
そこで今日は、「在宅勤務に向いている作業と向いていない作業」について整理していきたいと思います。

在宅勤務に適した作業
庶務を担当している私は、今回の在宅勤務で次の作業を持ち帰ってみました。
- 令和元年度決算額の確認
- 令和元年度決算管理シートの作成
- 令和2年度予算書の整理
- 事務マニュアルの作成
結論から言うと、どの作業も「在宅勤務に適したもの」でした。
「適している」と感じた理由としては、こんな項目が上がりました。
- 上司への相談が不要で、ひとりで作業可能なもの
- スピードよりも正確さが求められるもの
- 内容のチェックなど単純だけれど省略できないもの
- まとまった時間集中して取り組みたいもの
- 個人情報を含まないもの
事務室で仕事をしていると、電話がかかってきたり、緊急度の高い業務が突然舞い込んできたりしますよね。
在宅勤務ではまとまった集中タイムを確保できるため、数字のチェックのような“単純だけれど100%の精度が求められる作業”や、マニュアルの作成など“ゼロからイチを創る作業”が適していると感じました。
これらの作業については、今回の特例的な在宅勤務制度が終了したあとも、利用を申請する価値があると思いました。
在宅勤務に適さない作業
では反対に、在宅勤務に適さない作業について考えてみたいと思います。
- 上司や同僚と相談が必要で、ひとりで作業できないもの
- 正確さよりもスピードが求められるもの
- さまざまな調整を経て処理する必要があるもの
- メールの返信など、短時間で処理できるもの
- 個人情報を含むもの
前述の「在宅勤務に適した作業」をひっくり返すと、このようなものが適さないということになります。
これらに加えて、次のタスクについても「適していない」(というより不可能)と感じました。
- 管理職の調整事項の把握
- 課内の職員さんが今取り組んでいる業務の把握
- 緊急度の高い業務の把握
つまり、「察する」ことができませんでした。
事務室にいないので当然と言えば当然なのですが、前述のメリットと同じくらいデメリットだと感じました。

まとめ
個人的には、在宅勤務のメリットとデメリットを把握した上で必要に応じて使いこなしていけば、行政事務の効率化や精度向上に繋がると感じました。
今回の緊急事態により、在宅勤務を経験された方も多いかと思います。
皆さんはどのように感じられましたでしょうか。
この経験を、未来のために活かしていきたいですね^^
お読みいただきありがとうございました。
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