福岡市役所・今村寛さんインタビュー執筆のこぼれ話③

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こぼれ話①こぼれ話②に続きまして、福岡市役所・今村寛さんインタビューの最終話を書いていきたいと思います。

たった1時間のインタビューで3話も執筆秘話を書けるなんて、やはり只者ではありませんね、今村さん(笑)

 

(写真提供:長谷川尚人さん)

 

こぼれ話①では、一旦書き上げた文章を構成から見直すという執筆経緯について、こぼれ話②では編集段階での削ぎ落としについてお話しました。

最終話では、執筆活動を通しての私の“感情の揺れ”について書いていきたいと思います。

 

 

 

さて、今回私が一番強く感じた感情は、何だったと思われますでしょうか?

 

達成感?

満足感?

解放感?

 

実は、一番強く感じたのは、「悔しい!」という感情でした。

 

8000字程の原稿を書き、NPO法人2枚目の名刺オウンドメディアでも6位にランクイン(本日現在)するという、ビックリするほどの結果が得られているのは有難い限りなのですが、、、

公開から10日経過した現在でも、一番大きな感情は、悔しい!」なんです。

 

その理由を自分なりに振り返ってみたので、備忘録のために書いておきたいと思います。

 

 

①力不足を痛感

こぼれ話①のとおり魂を込めて書いたにも関わらず、私が書き上げた初稿と編集していただいた後の文章を比較すると、「読みやすさ」「伝わりやすさ」「一貫性」の点で、大きな差を感じました^^;

細かいところなのですが、言葉が多かったり、反対に説明が不足していたり。

説明文を一つ挟むだけでも格段に読みやすさが改善されたり、文章に軸が通ったり。

編集スキルが足りないと言ってしまえばそうなのですが、書き手以外からの客観的な視点は、執筆活動に関わらず不可欠だと実感しました。

「書く」ことに苦手意識はありませんでしたが、書けば書くほど至らなさと感じるというか、違う景色が見えるというか、、、

不思議なもので、この記事が完成したら見えると思っていた景色と実際に見えた景色は全く異なり、「達成感」や「満足感」よりも、「劣等感」「反省」「未熟さ」のほうが、今は強烈に私の中に刻まれています^^;

 

一方で、「力不足」に感じたということは、ポジティブに捉えると、「伸びしろがある」ということなんだなぁと。

自分よりも力量のある方々と共に活動することで、もっと“高み”があることを知り、「自分もその高みを目指したい!」という上昇志向の表れでもあるのだと思いました。

 

現時点で足らないスキルはたくさんあるけれど、コツコツと努力を継続することで、少しずつでも、“高み”を目指したいと思います。

 

 

②「貫く軸」を何度も確認

今回、スーパー公務員である今村さんにインタビューするという貴重な機会をいただきまして、インタビュー当日も執筆中も、一種の「高揚感」を感じていたのは事実です。

情熱はないよりはあったほうが良いのですが、無意識のうちに、途中から“熱量を込めて書きあげる”ことが目的にすり替わっていた点が少なからずあるのではないかと感じました。

編集の段階で、10000字に書き上げた文章を自らは8000字に削れなかった=削ることがもったいないと感じてしまった、ということは、そういうことなのかなぁと。

執筆を通じて、「私が貫きたい軸は何なのか」を自問自答する機会に何度も恵まれました。

(この内観による自己分析は、針のむしろのようになるのですが^^;)

 

目の前のやるべき事に盲目になってしまいがちですが、冷静と情熱の間、ちょうどよいバランス感を保ちながら、取り組んでいきたいと思いました。

 

 

③ここからどう改善するか、が何よりも重要

上記の内省から、自分の力量含め、現時点での立ち位置を把握できた私。

今村さんのインタビュー(後編)にも書きましたが、行動を繰り返すことでしか、自分の人生のPDCAサイクルを回すことはできません。

インタビュー記事の執筆に関しては、このブログが「C=check」の段階。

今後どのようにAct=改善していくかが、最も重要だと認識しています。

 

先日夫(民間企業勤務)から、「公務員はPDCAが甘いんじゃない?」とズバッと言われました^^;

「checkが甘い。失敗なら失敗。改善の必要があるなら、まずはそれを認めないといけない。民間企業では当然のことなのに、公務員からは“失敗”という言葉を聞かないよね。」と。

痛烈な一言に、身が悶えました(大汗)

 

地域で市民の皆様と関わりながら活動をしていると、「市役所批判」を聞くこともしばしばあります。

自分が勤務している組織を否定されたような気がして、複雑な気持ちになることもあります。

しかしそれらは「真っ当な意見」が大半であることも事実で、痛い一言であったとしても、そこに改善の余地があるならば、まずは有難く受け取るべきだと思っています。(実際に改善できるか否かは別ですが。)

 

2枚目の活動をしていると、そんな「住民の皆様の本音」を聞くことができます。

現時点では少数派の公務員像かもしれませんが、地方自治法第一条の二第一項に定められている地方公共団体の目的を鑑みると、地域の幸福を増進するためには、急速に変化する時代の中で必要な視点なのではないか、と私は考えています。

(この点については、私が考えるメリットを以前ブログ「公務員が地域に飛び出すメリットは?」に掲載したので、よろしければどうぞ^^)

 

 

 

 

さて、自省を超えて。

仕事もプライベートも、また次の一歩を踏み出そうと思います。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

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