将来の自分のために議会のスケジュールを知っておく

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引っかかっていた案件に折り合いをつけ、未来の可能性に前向きな気持ちになれたので、久しぶりにブログを書いています。

私のブログでは、“ワーキングマザーの悩み”系の記事のほうが、他の記事と比べて表示数が多い傾向がありますが、最近ではこんな記事も表示数を伸ばしているんです。

ワーキングマザーに限らず、行政職員であればこの春少なからず気になっていたであろうこの話題。

しばらくの間、このようなジャンルの記事を書いてみようと思います。

  

「議会」とは?

今日取り上げるのは「地方議会」についてです。(「国会」との違いについては割愛します。)

地方議会は、日本国憲法第93条及び地方自治法第89条等に基づき、地方公共団体に設置される議事機関です。

多くの地方公共団体では、一年に四回の「定例会」が開催されています。

若干の差はありますが、多くは3月、6月、9月、12月に開催されています。

姫路市も現在定例会の会期中であり、来週月曜日(9月14日)は本会議が開催される予定です。

また緊急事態等、急ぎ採決が必要な議案がある場合は、「臨時会」が開催されます。

新型コロナウイルス感染症の対策などにより、この春は臨時会が開催された地方公共団体も多かったのではないでしょうか。

【参考】姫路市議会定例会会議日程表:https://www.city.himeji.lg.jp/shisei/0000013532.html

 

定例会のとき職員はどんなことをしているの?

定例会では、一般的に「本会議」と「委員会」が開催されます。

「本会議」では、議員さんからの質問に対し、市長、副市長、関係部局長等が答弁します。(都道府県の場合は、知事、副知事、関係部局長等となります。)

イメージは異なりますが、テレビで流れる国会中継のような答弁が、各地方公共団体で行われていると(ざっくり)想像していただければと思います。

このとき関係の職員さんは、議員さんからの質問に対する答弁(案)を作成します

答弁作成に悩む職員さんのために、その書き方に関する本も多数出版されています。

「議会答弁(案)を書くこと」も、職員の大切な仕事の一つなのです。

【参考】イチからわかる! “議会答弁書”作成のコツ

どんな場面も切り抜ける! 公務員の議会答弁術

 

答弁(案)を作成する階級(役職)は、地方公共団体によっても部署によっても異なりますが、「現在は定例会に関係する仕事を担っていない」という方も、できれば所属自治体の定例会の日程を調べておくとよいと思います。

定例会の日程は、一般的にホームページ等で公開されています。

直接関わることはないかもしれませんが、もしかすると、あなたが話しかけようとしているとき、上司は答弁(案)を作成している最中かもしれません。

日程を気にかけておくことで、上司等の状況をみながら、配慮することができそうですよね。

 

定例会の事前準備はいつからするの?

では、本会議や委員会の事前準備は、いつ頃から行われているのでしょうか。

これに関しては、所属部署の先輩や上司等に確認していただくのが一番です。

地方自治体によっても部署によっても異なりますし、定例会のタイミングによっても異なってくるからです。

例えば、前年度の決算について審議する定例会では、他の定例会と比べて当然準備期間が必要ですし、また次年度の予算について審議する定例会も同様です。

行政職員である以上、階級が上がれば無関係ではいられない議会。

自分が管理職になったときの姿をイメージして、上司等の動きやスケジュールを観察しておくと、いざというときの自信に繋がるかと思います。

【参考】予算等について

 

昨日残業を終えて帰宅すると、ダイニングテーブルの上にこの絵が置いてありました。

普段仕事をしていると、「自分の時間=命」であることを忘れそうになるのですが、自分の命も周りの人の命も大切にできるよう、行政職員としての一般的な知識をこうして書き記しておきたいな、と思いました。

  

お読みいただきありがとうございました。

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